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販売員として年収アップするためには?転職活動における希望年収の考え方。

ファッション業界のお仕事・転職にまつわる疑問に、Fashion HRの転職コンサルタントがお答えする「お仕事/転職 Q&A」。今回は誰もが気になるお金の話?!転職活動における“希望年収”についての質問です。

販売員として働いています。顧客様もでき、接客の仕事は楽しくやりがいも感じるのですが、年収アップのためにもいずれは本社勤務になりたいと思っています。そのために必要なスキルやアドバイスをお願いします!

本社に行けば年収が上がる、という訳ではありません。販売員として年収を上げるか?必要なスキルを身につけて年収を上げるか?で方向性も大きく変わります。37

販売員だからといって年収アップができないわけではない

まず、質問者様は販売員としてこのまま仕事を続けていると年収アップが難しいのでは?と考えているのかもしれませんが、そんなことは決してないのです。長年販売員としてキャリアを積んでいる方のなかには「販売のプロ」として高い年収を得ている人も沢山いらっしゃいます。

もし、「販売が大好きで生涯の仕事にしたい、けど年収がもっと欲しい…」という気持ちが強いのであれば、ぜひ今のキャリアを活かしてラグジュアリーブランドやハイジュエラーで働くことを目指すことをおすすめします。そのためには、今の勤務先でいかに売上実績をあげられるか、自分に会いに来てくれる顧客様を増やすかが重要なポイントになってくるでしょう。販売の即戦力として企業に求められる知識やコミュニケーション能力は何よりも現場で培えるものなのです。

まず、「販売員のスキルアップ=本社」というイメージ以外の、ご自身が何を得意としているかについて考えてみることをおすすめします。方向性が見えてきたら、次でご紹介する年収の考え方についてみていきましょう。

転職活動での年収アップに必要な考え方とは?

まず、「年収アップ」と言っても、実はいろいろなアプローチ方法があります。年収アップの具体的な考えがないまま転職することは、何の武器も持たずに敵陣に乗り込むようなもの。みなさんは、今の現在の「収入の内訳」をご存知ですか?

転職活動では、現職の「収入の内訳」をしっかり把握することはとても大事なポイントです。一般的な年収は、以下のような収入項目が積み重ねられて「総年収」となっています。

年収(収入)の内訳とは?

  • スキルや業績に対しての評価として固定で支払われる「基本給」
  • 変動的に支払われる「能力給・インセンティブ、資格手当」
  • 会社の業績に応じて支払われる「賞与」
  • 能力とは、別に規定時間外労働の対価として支払われる「残業代」
  • その他、会社によっては、住宅手当などの各種手当

収入の内訳は、企業側でも必ず候補者に確認をする項目のひとつになります。残業に対する考え方や住宅手当の有無は、企業によって異なるため、収入の内訳項目を考慮しながら給与の交渉を行うことが大切です。どの収入項目をアップさせるかによって「総収入」や交渉方法が変わってくるものです。

転職で期待できる年収アップの平均的な数値は、現在の基本給×5%〜15%程度。もちろん、実績やスキルによって一般的な数値の2倍となる20%〜30%、それ以上の年収アップを見込める方もいらっしゃいます。しかし、年収の交渉は実際のところ個人ではなかなか難しいのも事実です。

人材紹介会社やエージェントを通じて専門のコンサルタントにサポートしてもらうことで自分では見えなかったご自身の特性に気づくことができるかもしれません。将来の年収アップを目標に頑張ってくださいね!

 

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