誰でも一度は経験したことがある「初めての転職」。新卒のような「初めての就職」と一番異なるのは、転職と同時に「退職」のことを考えなくてはならない点です。実はこの退職のタイミングで大きな落とし穴が待っていることも……。
今回は各ステップごとに注意すべきポイントなども合わせ、改めて一般的な転職活動の流れをご紹介します。
その方その方の状況によって進め方は異なりますが、今回は現在お仕事をされている方にオススメする一般的な転職の流れをご紹介したいと思います。
転職活動で最も大変なのは「退職」⁈ 転職を考えたときにチェックすべき転職活動の流れ
1. まずは応募書類(履歴書・職務経歴書)の作成と求人のリサーチ
まずは応募書類となる履歴書、職務経歴書を作ることから始めましょう!
(書き方は「転職活動に有効な応募書類(履歴書/職務経歴書)の書き方」を参考にしてみると良いでしょう。)
応募書類の準備ができたら、次はお仕事の情報収集です。現在は様々な方法で、求人をリサーチすることが可能になっていますので、ご自分に合った方法で積極的に活動しましょう。
- ネットで求人を検索
- 人材紹介会社へ登録
- Fashion HRのような転職支援サイトに登録
希望にあった求人を見つけたら、早速応募のステップへ進んでいきましょう。
2. 気になる求人に応募・エントリー
応募方法は、どうやってその求人を見つけたかによって異なります。企業がウェブサイトなどに掲載している求人の場合は、直接あなたから企業側へ応募書類を送ることになります。人材紹介会社などを通した場合は、人材紹介会社があなたの代わりに企業側へあなたの書類をお渡しします。
いずれにせよ、応募書類を送る前に今一度内容に不備がないか確認しておきましょう!
3. 一次面接・二次面接・最終面接
書類選考にパスをすると、応募先企業との面接が待っています。面接は1回で終わる場合もあれば、5回以上呼ばれる場合もあり、企業によってさまざまです。選考期間についても、1週間で結果が出る企業もあれば、3ヶ月以上要することも。
面接は誰でも緊張するもの。面接の回数を重ねることで、面接の場に慣れること、緊張を緩和させるすべを見出すことも大切です。(面接に関する記事はこちら)
4. 内定通知
内定とは、あなたが企業側の選考をパスした上で「あなたを採用をしたい」という企業側の意思を表す通知です。内定通知書を受け取ることが一般的で、企業側から提示された条件や入社日、役職を確認することができます。このタイミングではじめて、正式な年収金額の開示を受けることができます。
5. 条件合意
内定には有効期限があります。有効期限は企業によってさまざまですので、必ず確認をしましょう。悩んだ結果、辞退をすることも現時点(内定の時点)では問題になりません。現職や選考中の他社の進捗などを十分に加味した上で、結論を出しましょう。
あなたが内定通知書に「合意をする」と意思表示をした時点で、就業契約の成立となり、それ以降のご辞退はご法度となります。
6. 退職手続き
現職に退職を伝えるタイミングは、転職先の企業と合意に至った、つまり転職先が決まった後に進めることになります。退職届けを用意し、お世話になった会社に誠意をもってお伝えすること、そして業務に支障が無いように十分な引き継ぎ期間を設けて、円満な退職を心掛けましょう。転職活動のなかで最も体力的にも精神的にもタフでいなければいけないステージは、退職を進める時期であると言っても過言ではありません。
7. 晴れて入社!
新しい会社では、新たな職場や人間関係、初めて触れる商品、役割など、初めてのことばかりで、ストレスを感じてしまうことも多いでしょう。誰にとっても入社は新しい人生のスタートラインであり、長く安定して働けるように、まずは早く業務に慣れることに注力をしましょう。
最も注意すべきは退職のステップ
数多くの転職者を支援して参りましたが「(転職をすること自体よりも)退職をすることがこんなに大変だったなんて……」とおっしゃる方が多くいます。はじめて転職活動をする方にとっては「6. 退職」のステップこそが、最も注意すべきポイントかもしれません。
転職経験が少ない人はスムーズな退職のステップがどのようなものかご存知ないですが、転職同様、退職にもマニュアルがあるわけではないので難しいところです。退職を伝える直属の上司のキャラクターや会社の社風、周りとの関係性など企業によって様々ですので自分の会社だったらどうすべきか、シミュレーションしておくこともおすすめです。困ったときは基本の「円満退社をするために気をつけるべき退職マナー5個条」もチェック。
転職は、十分な準備と心構え、そして強い意志をもって進めましょう!ご成功をお祈りしております。
今回お話を聞かせてくれた転職コンサルタント |
エーバルーンコンサルティング
コンサルタント 五十野 正人さん |
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