面接前に「当日は自分らしい服装で来てください」と言われたら、あなたはどんな服装をしていきますか?スーツだと地味な気もするし、かといって普段着だとカジュアルすぎる?
“自分らしさ”という言葉に隠された企業側の心理と、具体的にどのようなスタイルで臨むべきなのか、アドバイスを伺いました。
昨今、企業から「面接へは、自分らしい服装でお越しください」というリクエストを頂くことが増えています。ファッション業界の就職・転職活動では一般的に、面接時のリクルートスーツ着用はNGと言われていますが、まずは「自分らしい服装」をリクエストする企業側の心理を読み解いていきましょう。
面接では、何を着て、どのような雰囲気作りをするのかも非常に大切
企業側は面接での判断材料として、あなたの第一印象、全体の雰囲気、そして当日の服装もしっかりとチェックしています。
- ブランドの売場に立つイメージができるか?
- この方はファッションが好きだとアピールしているが、本当の興味度合いは?
- ブランドのテイストをご理解いただけているだろうか?
- ブランドの雰囲気とマッチするだろうか?
面接官はこのようなことをあなたの服装や雰囲気から読み取ります。ブランドにとってイメージはなにより重要。面接で何を伝えるかを準備すると同時に、何を着て、どのような雰囲気作りをするのかも極めて大切なことなのです。
自分らしい面接スタイルを準備するための5ステップ
では具体的に「ブランドイメージを意識しつつも、自分らしい」そんな面接スタイルを準備するためにはどうしたら良いのか、5ステップでご紹介します。
- ブランドの店舗見学に出かけよう
- 店舗内のディスプレイ、ショップスタッフのコーディネートを観察してみよう
- ブランドが推しているシーズンのトレンド、カラー、シルエットを見極めよう
- 帰宅後、自宅クローゼットと相談してみましょう
- 完成
面接前の店舗見学は、どのような職種であっても必須です。店舗に伺った際に「面接にはどんな服装をしていけば良いかな…」ということを、頭の片隅に置いておくことをおすすめします。そして最終的には、ご自身で「自分らしさがあるな」と納得できるスタイルに仕上げることが大切です。
また、あくまでも企業と面接をする機会であることを忘れないこと。清潔感を大切に、過度にカジュアルなアイテムは避ける、ジャケットを着るなど、基本的にはフォーマルな方向に仕上げることを心に留めておきましょう。
人材紹介会社などの転職エージェントに相談すれば、より具体的なアドバイスが貰えると思いますよ。面接、がんばってくださいね。
今回お話を聞かせてくれた転職コンサルタント
エーバルーンコンサルティング
コンサルタント 五十野 正人さん
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