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リクルートスーツはNG?ラグジュアリーブランド「面接の服装」はショップスタッフをお手本に。

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ファッション業界の面接当日の服装は、履歴書の写真同様でいわゆるリクルートスーツは論外とされています。では、面接のコーディネートを考える際にどんなことに気をつければ良いのでしょうか?キャリアコンサルタントが解説します。

エーバルーンコンサルティング シニアコンサルタント 宮下 智子さん
今回お話を聞かせてくれた転職コンサルタント
エーバルーンコンサルティング
シニアコンサルタント 宮下 智子さん

ファッション・アパレル業界の面接はリクルートスーツNG?

ファッション業界の面接時の服装は、ブランドのイメージをトータルで作り上げて臨むことをお勧めします。

履歴書用の写真では上半身のみが判断基準となりますが、面接は全身のコーディネートが採用の可否を左右する大事な要素になります

応募するブランドの商品を持っていれば、身に着けて行くのがベスト。ファッションセンスは勿論ですが、日頃からそのブランドを愛用しているという「熱意」がアピールできますし、入社志望動機にも繋がります。また、面接の際の話題作りにも役に立つでしょう。

ただ、1着数十万円もするようなラグジュアリーブランドの場合、持っていない場合がほとんどですよね。その場合は、応募するハイブランドのコンセプトやデザインに近いスタイリングで面接にのぞめば大丈夫です。決して無理をして購入する必要はありません(かえって逆効果となることも)。このような場合は、当該ブランドの中でも比較的手ごろな価格帯のアイテム、例えばスカーフ等の小物であれば、身に着けることで好印象を与えられます。

国内アパレルから外資系ラグジュアリーブランドに転職成功した候補者事例

では、実際に国内アパレル企業の販売職から外資系ハイブランドに転職した方の事例をご紹介します。この方は、とても熱心に面接時の服装を研究していました。そのためか、当初下記のような堅い感じのコーディネイトで面接にのぞむことを考えていました。

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堅さや真面目さをアピールするのであれば決して悪くはない着こなしです。ただ、応募する外資系ハイブランドのコンセプトには、マッチしていない点が気になりました。もちろん、本人は高価格帯に属する当該ブランドの服を持っていません。手持ちのアイテムの中で応募する外資系ハイブランドのコンセプトに近づけたコーディネートを指南したところ、以下のようなスタイルが完成しました。

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いかがでしょうか?ジャケットとパンツは全く同じものですがヘアスタイル、メイク、インナー、バックのアレンジで全くイメージが変わります。このようなイメージであれば、面接官も目の前の候補者が自分たちのショップで実際に活躍している姿が想像しやすくなり、内定獲得の確率が高くなります

また、服装だけではなくヘアスタイルや靴、男性であればヒゲ、女性はメイクやネイル、アクセサリーまで気を付けなければなりません。

ブランドのイメージに合わせるのはカジュアルブランドでも同様

例えばジュエリー系の会社を受けるのに、ジュエリーを1つも着けていないでいると面接官に、「この候補者は本当にジュエリーに興味があるのか?弊社の商品が本当に好きなのかしら?」と、疑問を持たれかねません。デニムブランドの企業を受けるのに、スーツにネクタイでカチッと決めていくのも同様です。デニムブランドであれば面接官はもちろん、社内のほとんどの方が自社ブランドのカジュアルな服装で仕事をしているものです。そういった社風の会社に、面接とは言えカチッとしたスーツ姿だとカジュアルな服装の際のセンスがわからない上に、採用後に一緒に仕事をしているイメージが描きにくいものです。

実際に不採用時の断り理由のひとつに「優秀な実績や高いスキルは評価できるがどうしても一緒に社内で働くイメージがわかない」といった人事の声もあります。デニムブランドを受けるのであれば、初対面の面接官に失礼にならない範囲のドレスダウンも必要なのです。

応募先ブランドのデニムボトムにジャケットやシャツを上品にコーディネートすれば、ファッションセンスは勿論、ブランドへの愛もアピールできるでしょう。

一番のお手本はブランドで実際に働くショップスタッフ!

最新のブランドイメージやブランドコンセプトといっても、正確な情報を収集するのが意外に難しいと思います。一番いい方法は、希望するブランドのショップに行ってショップスタッフの雰囲気を見ること。お客さんとしてショップスタッフに接客を受け、今季のブランドコンセプト等の説明を受けてみれば、更に的確な情報が得られます。ブランドの顔として店頭に立つショップスタッフは、ブランドコンセプトを全身で表現しているので服以外にもヘアスタイルやメイク、足もとまで参考になると言えます。

転職マーケットやクライアントのニーズをしっかりと理解している転職エージェントであれば、最適な履歴書用写真や面接時の服装までアドバイスが可能です。転職時にエージェントを利用する場合は、このようなアドバイスもしっかりと受けた上で、志望する企業の内定を獲得してください!

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