2月中旬から始まったコレクションサーキット。ニューヨークを皮切りに、ロンドン、ミラノ、パリと主要4都市でのファッションウィークがついに終了しました。最新コレクションから、いったいどんなトレンドキーワードが登場したのでしょうか?ファッション業界で働く人なら押さえておきたい、来シーズンのトレンドをチェック!
パッファージャケットをエレガントに着こなす
今冬は世界的に寒波に見舞われた地域が多かったことも影響あるのでしょうか。次のシーズンは、軽くて温かなパッファージャケットが豊作!シャネルはツイードジャケットを彷彿とさせるデザインのパッファージャケットを発表し、バレンシアガはパッファーコートにフリースなどのさまざまなアイテムをレイヤリングするテクニックを披露しました。カジュアルなイメージのパッファージャケットですが、ドレスなどと組み合わせてエレガントに着こなすのが来季のトレンドです。
独自のカルチャーが生まれた、60’s、70’sの各年代のムード
スローガンTシャツでフェミニズムを謳ったシーズンも記憶に新しいディオールが、今回テーマに選んだのは60年代。キャスケットにツイードのミニスカート、ビッグサングラスといったレトロなルックが登場。若者がストリートから新しい時代を切り開いたエネルギッシュなムードを再現しました。ブランドのシグニチャーでもあるボヘミアンテイストを見事に再現したクロエは、ボタニカルの刺繍を施したシースルードレスでフェミニン70’sムード満点でした。
煌めきを味方に!キラキラ&シャイニー
春夏シーズンからの継続したトレンドで、スパンコールやスワロフスキーのほか、フューチャリスティックな印象のメタリック素材など、シャイニーな輝きを放つアイテムにも注目です。ドレスやトップス、パンツからバッグ、シューズまでとアイテムは様々。
エレガントだけれどモダンな、スカーフモチーフ
様々なプリント模様が登場した秋冬コレクション、特に目を引いたのはスカーフモチーフ。ミラノコレクションで最も注目されるグッチでは実際にスカーフを顔まわりや首元に巻いたりするほか、スカーフ柄を取り入れたドレスなどが登場。パリの注目の若手ブランド、マリーン セルが発表したヴィンテージのスカーフのパッチーワクによるアップサイクルドレスやスカートにも注目が集まっています。
来季もやっぱりビッグショルダーアウター
アウターは引き続き、オーバーサイズなシルエットが継続されます。トレンチやダッフル、シングルブレストのコートのほかボンバージャケットなど、多くのブランドが様々な型のアウターを発表しました。ショルダーからスリーブにかけてボリューム感がありつつ、ウエストをベルトで締めるなど、ボリュームの調整ができるアイテムも豊富です。
いかがでしたか?接客トークのトピックとしても重要なファッショントレンドのキーワード。先取りで来シーズンのトレンドを予習しておくことで、シーズン到来の準備に役立てましょう。