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年収アップを目指すなら「管理職」が近道?働く女性が年収アップを叶える3つの方法

給与を上げるには「転職」という選択も一つの近道。しかし、今の会社を辞めたいわけじゃない、仕事内容にやりがいもある…。そんな働く女性たちの悩みは多いのではないでしょうか?今回はそんなユーザーからの質問にウィンフィニティ代表の大野理恵さんが回答します。

年収を上げるにはどうすればいいでしょうか?給与に不満がある場合、転職を勧められることが多いのですが、今の会社でやっていることは好きでやりがいも大きいので、出来れば現職で年収アップをしたいと考えています。(30代女性)

今の会社で年収アップを目指す時の選択肢。それは、ずばり「管理職」を目指すことではないでしょうか?
女性が管理職を目指すには、会社のトップの意識改革や制度に課題も多いですが、今回は“女性の意識”についてお話しましょう。

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年収アップを叶える3つの方法

給料を上げるためには、いくつか選択肢があります。
まず1つめが「転職」。そして、あと2つは転職という選択肢ではない、“今の組織の中でできること”です。

いくつか選択肢がありますが、「ジョブローテーション」にチャレンジすることが実現可能なことの一つです。例えば、今は販売の仕事をしているけど営業職にチャレンジしてみるなど。手を挙げてすぐなれるものではないかもしれませんが、アピールするということは給与アップに繋がります。そして、3つめはとてもシンプルで、「管理職になる」という方法です。

しかしながら、日本の女性が管理職を目指すということは、まだまだ諸外国に比べて遅れているのが実態です。女性管理職の国別ランキングでは、日本は世界ランキングでも96位。女性管理職の割合は全体の11.1%で、非常に残念な結果になっています。

年収アップは望むけど「管理職」には尻込みしてしまう女性は多い?

次は、キャリアに対する考え方について解説します。キャリアには、以下のような4つのタイプがあります。

4つのキャリアのタイプ

①役職をあげていくキャリア
②専門性を高めていくキャリア
③ワークライフバランスを重視するキャリア
④プライベートを最も重視するキャリア

アパレルで例えるとすれば、①の場合は販売という一般職から、副店長になり、その次に店長、エリアマネージャーを経て、本社に行く…という、役職を積み重ねていくキャリア。②は、販売職のエキスパートを目指す、またはVMDとして専門性を高めていくといった積み上げかたです。③は仕事も頑張るけれど、プライベートも充実させたい、最後の④はキャリアというよりは、家庭が一番大事という考え方です。

私は、企業の女性社員のキャリア開発トレーニングで毎回この統計を取っています。すると、①の役職を高めていく、管理職を目指すキャリア形成をしていきたい人は、全体でいても1割くらいなんです。「家庭が一番大事!」という④の人も1割で、②と③の人たちが全体の8割を占めています。

この結果から言えるのは、やはり女性が自分の役職を上げることに対して、全然興味がないということなんです

キャリアビジョン、描けていますか?

なぜ、管理職に対する意識が低い女性が多いかというと、自分の将来のビジョンを持てているか持ててないかも大きいと思います。「変えたいんだけど、どうしていいかわからない」そういう状況の方は多いのではないでしょうか?

何かを選択する際に、「これはちょっと嫌だな、これはここが嫌」といった消去法から考えてしまう。

もちろん全ての人に、いきなり管理職になれというのは難しいはずです。でも、ちょっと先でもいいし、だいぶ先でもいいし、1週間後でもいいから自分はこうなっていたいというイメージを、普段から考えておくことで、もっとキャリアの選択肢が広がると思うんです。

もし、質問者様が現実的に年収アップを考えているのであれば、まずは1つの選択肢として管理職になってみることは、あり得ると思うんです。今は、こういう選択肢が働く女性の中に入っていないということが勿体ないです。選ぶか選ばないかは、あなた自身の決断。ただ、選択肢には入れてほしいというのは、私の願いであり、働く女性たちの実態を見ていて思うところです。

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当たり前に「管理職」という選択肢を持つ女性が増えていくために

シェリル・サンドバーグ=Facebook社COOが書いた『LEAN IN(リーン・イン)』という本にも紹介されていますが、管理職になる、ならないという話になった時、そこにはジェンダーギャップがあります。

男性は管理職になるための条件が5、6割当てはまっていたらその時点で手を挙げるのですが、女性は100%その要件を満たしていても、手を挙げるか挙げないかを迷います。男性が少しでも自分にできる可能性があるなら、「やるやる!」と意欲満々なのに対して、女性は満たしているのに迷ってしまう。

立場が人を変えるということは絶対的にあると思うので、管理職になりたいという興味が少しでもある女性は、どうか手を挙げてみてください。手を挙げることは、意外と簡単です。「私、管理職を目指します!」と上司に伝えれば良いのです。

もう一つ、失敗は失敗でないという前提を持ってください。人は失敗を恐れる傾向があるし、女性は特に完璧主義者が多い。良い意味で「不真面目さ」を時に持ってください。「失敗は成功のもと」という言葉が昔からあるように、失敗を何度も繰り返すことで成功へつなげていく。そういう意識を持っていれば、もっともっと色々とチャレンジする女性たちが増えていくのではないかと思っています。

世界標準に比べて、まだまだ管理職に就く女性が少ない日本社会。女性が自分の望む仕事内容や給料を獲得するためには、管理職になるという選択肢がもっと広がっていくべきなのですね。社会の制度や環境はもちろん、管理職に対する女性の意識もポジティブな方向に変わっていくことを願います!

今回お話を聞かせてくれた方

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ウィンフィニティ 代表 大野理恵

「多様性を育み、企業と個人に活力を与える」ことをビジョンに掲げ、2013年株式会社ウィンフィニティを設立、教育コンサルティング事業を行う。多様性を育むための、キーパーソンである女性の活躍を後押しすべく、働く女性に向けたコーチングをこれまでに1000名以上行う。社会で活躍する女性が抱える悩みに直面し、一人でも多くの女性がより豊かな人生を過ごすためにサポートを行う。2015年ガールパワーに参画、専務理事に就任。

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