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外国人が日本のファッション・アパレル業界で働くために必要なこととは?

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日本で働く外国人労働者の数は年々増加傾向にあり、それはアパレル・ファッション業界でも同じ。Fashion HRでも外国人の方の会員登録は増加傾向にあります。

今回は、日本のファッション業界で働きたい!という外国人の方に向け、日本で働く上で最低限必要な資格や知っておくべきマナーについて、外国人労働者向けの支援も行う株式会社エランのキャリアコンサルタント 権田さんにお話を伺いました。

日本のファッション業界で働きたいと考えています。働くための資格はありますか?また、応募する際に気をつけるべきことがあれば教えて下さい。

まず、「在留資格」がないと違法になってしまいます。日本に住み、ファッション業界で長く働きたいという外国人の方には必須の資格です。ワーキングホリデービザでの就労活動も可能ですが、長期的な在留資格ではないためアルバイト勤務であれば可能です。

仕事経験のない外国人の方は、まず人材派遣会社に登録して派遣社員として実務経験を積んだ後、正社員を目指すことをおすすめします(働く制限のある留学ビザや家族滞在ビザでは、支援できないため注意)
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「在留資格」の取得が第一条件

「事務知識国際業務=通訳」の仕事であれば、制限のあるビザでも短期であれば就業可能な場合ですが、「販売職」となると日本永住権を持った方や、日本国籍の配偶者を持つ必要があります。

正社員としての転職支援でも在留資格がないと支援することは厳しく、エランでは外国人の方向けに在留資格支援も行っていますが、年単位で更新している方のサポートになるため、ゼロベースでの支援はしておりません。ですから、まず第一条件として「在留資格を取得する」ということが日本で働く上で必須になります

日本の転職活動で気をつけるべきこととは?

自分の国のやり方を崩せずに日本のやり方に従えない方や、「母国ではこうだったのに」と言う方はNGです。また、何に対しても「できます、やります」と言ってしまう方もいらっしゃるのですが、できるということだけでなく具体的に何ができて、何ができないかを言える方が良いです。出来ることばかりだと、面接官からの信用もなくなってしまいます。企業が求めていることを理解して、自分が貢献できることは何かを知っておく。これは日本人も同じですね。

レジュメなどの応募書類は日本語能力を問われる書類です。会話やある程度のメールでもその方が翻訳ソフトを使って送ってきているのか、実力で送ってきているのかは一目で分かってしまいます。言葉の点で言えば、日本語能力検定レベル N1を持っている方は比較的働きやすいでしょう

また、実際に働き出して急にお休みが欲しいと言ったり、国に帰ることを当然の主張としておっしゃるケースもありますが、年末シーズンだったり、もし繁忙期スタッフとして派遣されていたら元も子もありません。実際に入ってからこういったトラブルが起きないよう、支援する方にはどういうビジョンを持っているか、協調性の部分などもきちんとヒアリングをします。

日本でのキャリアアップの可能性

語学ができるという点では日本にあるグローバル企業で働くのも良いかもしれません。ものづくりの観点で言えば、企画生産など日本語のコミュニケーションができる方ならポジションによってはキャリアアップも可能でしょう。

しかし、語学も「一つの道具」だとすれば、国籍というのは関係なく、日本人と同じでコミュニケーション能力が高い方というのが日本でキャリアアップをしていける人なのかもしれません

今後日本にはますます外国人労働者が増えていくことが予想されます。派遣はもちろん、直雇用でも日本でファッションをやりたいという志ある方が多くいらっしゃいます。様々な働き方からチャンスが得られるので、日本でこんな目標を叶えたいという方はぜひ相談にいらしてください。

エラン権田様
今回お話を聞かせてくれた転職コンサルタント
エラン
キャリアコンサルタント 権田 あずささん

 

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