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ファッションリテール業界の億万長者はだれ?米フォーブス発表のランキングトップ10

フォーブスが2016年世界の億万長者ランキング “The World’s Billionaires”を発表。世界の錚々たるビジネスパーソンが名を連ねるこのランキングでは、業界別のランキングも見ることができます。

今回は、2016年最も多くの資産を保有するファッションリテール部門のトップ10について調べてみました。*資産額は2016年時点

billionaires

ファッションリテール部門の億万長者ランキング1位〜10位

1位
ZARAなどを牽引するインディテックス創業者
Amancio Ortega(アマンシオ・オルテガ)670億ドル

1936年スペイン生まれ。ZARAなどを擁するアパレルメーカー、インディテックス社創業者。2016年ヨーロッパで最も裕福かつ、世界のリテーラーとして最も稼いだ人物であることがわかった。

全世界の億万長者ランキングでもビル・ゲイツに続く第2位。1963年に親族とともにガウンや下着の専門店をオープンさせ、75年元妻のロザリア・メラとZARAを立ち上げた。80年以降、スペイン全土にビジネスを拡大させ、89年に米国初上陸。顧客を第一に考えた商品展開、広告は最低限にとどめ、さらに積極的な出店戦略などで世界的企業を築き上げた。控えめな性格でインタビューには滅多に応じないことでも有名。2011年に社長職をパブロ・イスラに引き継いだ。

amancio

https://www.instagram.com/amancioortegagaona/

2位
ヨーロッパで最も裕福な女性、ロレアル創業者の一人娘
Liliane Bettencourt(リリアンヌ・ベタンクール) 381億ドル

世界最大の化粧品会社ロレアルの創業者ウージェンヌ・シュエレールの一人娘として誕生。同氏とその娘や孫らはロレアル社の株の33%を所有。ヨーロッパで最も裕福な女性としてランクインした。全体のランキングでも11位。

リリアンヌは、現在すべての役職から離れているが、所有する株などで莫大な資産を保有する。

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3位
ルイ・ヴィトンやセリーヌ、ロエベなどを牽引するトップ
Bernard Arnault(ベルナール・アルノー)340億ドル

LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトンCEOのベルナール・アルノーが3位にランクイン。同社は「ルイ・ヴィトン」「セリーヌ」「ロエベ」「ジバンシィ」「フェンディ」などのファッションブランドを始め、コスメ、ジュエリー、時計、ワインなど様々なラグジュアリーブランドを擁し、世界3700ものリテールストアを運営。

アルノー氏は1989年にCEOに就任後、世界最大のラグジュアリービジネスのコングリマリットとして成長をさせてきた。ラグジュアリービジネスへの参入は、84年に「クリスチャン・ディオール」を15億円で買収したことから始まる。アートコレクターとしても知られ、2014年、建築家フランク・ゲイリーによるFoundation Louis Vuitton Museumをパリのボローニャの森に135億ドルを投入しオープンした。

lvmh

https://www.instagram.com/lvmh/

4〜6位
ウォルトン・ファミリーが連続ランクイン
4位:Jim Walton (ジム・ウォルトン)336億ドル
5位:Alice Walton(アリス・ウォルトン)323億ドル
6位:S. Robson Walton(S.ロブソン・ウォルトン)319億ドル

4、5、6位は世界最大のスーパーマケットチェーン、ウォルマート創業者サム・ウォルトンの子息ジム、アリス、ロブソン。ジムは20年以上のキャリアを経て、2016年6月にリタイアした。ジムの息子、スチュアートがその職を継ぎ、3代目へと世代交代中。同じくサム・ウォルトンの娘のアリス・ウォルトンは、同社の経営には関わることはなく、キュレーターとしてアート界で活躍している。

2011年、ウォルトン家のホームタウンであるアーカンソー州・ベントンヴィルにクリスタル ブリッジズ ミュージア・オブ・アメリカをオープンした。長男のロブソンは、1992年サムの死の2日後からウォルマート会長となる。2015年6月会長職を譲り、現在ウォルマートストア社長を務める。

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7位
Beate Heister & Karl Albrecht Jr.
(ベアト・ヘイスター&カール・アルブレヒトJr.)259億ドル

1913年ドイツのエッセンの街の片隅からスタートしたディスカウントスーパーマーケットの大手アルディ2代目のカール・アルブレヒトを父に持つ2人がランクイン。

aldistore

8位
昨年引退を発表したナイキ創業者
Phil Knight (フィル・ナイト)244億ドル

ナイキの創業者フィル・ナイトは、2016年6月公式にリタイアを発表。

創業から52年目のこと。オレゴン大学の学生だったフィルは陸上競技に情熱を燃やし、その後スタンフォード大学でMBAを取得。卒業後世界中を旅行することを決め、旅行中日本のシューズメーカーに出会ったことをきかっけに、オレゴン大学時代の陸上部のコーチとナイキの前身となるブルーリボンスポーツを立ち上げた。1978年、ギリシャの勝利の女神の名前をとってナイキと名称を変更した。

2016年には著書である「SHOES DOG」を出版。

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9位
H&Mの会長もランクイン
Stefan Persson (ステファン・パーソン)208億ドル

2016年スウェーデンで最も稼いだH&M会長ステファン・パーソンもランクイン。

1947年父であるアーリン・パーソンがスタートしたファストファッションビジネスを引き継ぎ、98年からCEOを16年間務め現職へ。現在は息子のカール-ジョアンがCEOを務める。毎年新店での10%の利益増という目標を達成するためには、1日に1店舗世界のどこかに新しいショップをオープンすることが必要で、ステファン率いるH&Mは、インドや南アフリカ、アジアなど新しい市場への進出を進めている。

h&m

Erling & Stefan Persson

10位
Theo Albrecht, Jr. (テオ・アルブレヒト)203億ドル

10位は7位にランクインした2代目カールとともに経営を担ってきた弟テオの息子。2代目カールとテオは、1961年に所有権を分け、カールは南ドイツおよびイギリス、テオは北ドイツおよびイギリス以外のヨーロッパの店舗を担当してきた。

14位はユニクロ柳井社長
15位にはケリングのフランソワ・ピノーがランクイン

いかがでしたか?世界的に店舗を展開するファストファッションのZaraやH&M、多くのラグジュアリーブランドを擁するコングリマリットのほか、ディスカウントスーパーマーケットは非常に強いビジネス基盤を築いています。

ほか、14位にはユニクロなどを率いるファーストリテーリングの柳井正氏、15位は「グッチ」「ステラ・マッカートニー」などを率いるケリング社のフランソワ・ピノー氏がランクインしました。世界の経営者たちの顔ぶれを知ることも、会社選びの一つのヒントになりそうですね。

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