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販売員が本社職に転職して分かった店頭とオフィスの職場環境の違い|ファッション業界ウラ話

販売のキャリアをある程度積むと、「本社に行ってキャリアアップしたい」という声が増えるのはなぜでしょう?人気職種のPR、バイヤー、MD、VMDなど、目指す職種は人によってさまざまですが、本社勤務=キャリアアップ、出世というイメージは昔からあるようです。皆さんの中にも、ゆくゆくは本社へ…という方は少なくないのでは?

しかし、販売職と本社勤務では仕事内容はもちろんのこと、「働く環境」も大きく変わります。毎日店頭で沢山のお客様とやり取りする販売員と、オフィスで働く本社スタッフ。販売でのキャリアを積んできた方が感じる双方の違いとはどのようなものなのでしょう。

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職場が店舗から本社に変わって分かった店頭とオフィスの違いとは?

今回は、販売職から本社職へキャリアチェンジしたSさんに、実際に本社で働いてみて感じた“違い”についてお聞きしました。転職してまだ2ヶ月……意外と細かいことが気になる?!

販売から本社へのキャリアを考えている人はぜひ参考にしてみてくださいね。

1.オフィスでの勤務になかなか慣れない!

「勤務空間が変わると、こんなに勝手が違うものかと日に日に感じています。学生時代のアルバイトも含めてずっと接客販売職をしてきたので、オフィスのような囲われた空間にいるのは学生以来なんです(笑)。

お店では常に動き回っていたので、1日デスクでパソコンや書類とにらめっこという環境にはなかなか慣れることができずにいます。長時間椅子に座ることや休憩のタイミングの違いとか、細かいところで違いを沢山感じます」。

2.店舗=華やか、本社=地味?ファッションを頑張らなくなる?

「当たり前ですが、働いている人の服装や身だしなみはやっぱり店舗と本社では違いますね。以前はセレクトショップで働いていたので華やかさを意識して毎日色々な格好をしていました。今もアパレルですけど、本社は人によってすごく差があるなと思います。

販売のような“お客様に見られている”意識は減るので、やっぱり少しシンプルになってしまいます。なるべく自分らしくしようと思うのですが、オフィスカジュアルも何が正解なのか、販売員だったのにたまにわからなります(笑)。お買い物の頻度は私は変わらないのに、販売をやっていたときよりも他社で買うことが増えてしまいました。あと、意外だったのはノーメイクで出勤している人が結構いたことですね」。

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3.会話の頻度が減る

「お店では声を出していない瞬間がないくらい、常にお客様やスタッフと会話をしていました。販売職は会話をすることが仕事なので当たり前なんですけど、それが体に染み付いていると違いを感じます。『いらっしゃいませ』とか、『ありがとうございます』という声を1日ずっと出していたから仕方ないですが、オフィスで働くと販売時代みたいな会話の数をこなすってなかなかないんだと改めて感じました」。

4.太る!?

「あんまり気にしたことはなかったですけど、店頭で高いヒールを履いて歩き回ったり、単純にストックと店頭を行き来することって結構運動になっていたんですね。

デスクでじっと作業しているだけでも体を動かさないのに、ついつい作業をしながらお菓子を食べちゃうのでマズイなと思っています。だからか、オフィスの先輩方はアクティブなサークルに入ったり、ジムに通っている人が多いです。男性だとフットサルチームをアパレル関係の集まりでつくったりもしています。結局、練習という名目で集まって飲み会になるそうなんですが(笑)」

5.店舗の空間作りとオフィスの空気作りは違う

「お店では常にお客様が入りやすい空間づくりや、お買いものが楽しめるような雰囲気づくりを大切にしますが、オフィスは自分たちの仕事がしやすいような緊張感とリラックスムードが合わさったような雰囲気です。同僚や上司と会話をするときのボリュームも店頭で話すボリュームとは変わります」。

6.現場よりもトレンドに対するアンテナは弱い?

「販売の頃は通勤電車の中で毎日ファッションにまつわるトピックを読み漁って、出勤してからもお店で掲載雑誌をチェックしたり、常に最先端の情報に触れている感覚がありました。それも多少の義務感を感じてやっていました。

本社勤務になってからは、お店のように情報がすぐ手に届くところに無い場合もあるのでキャッチするのが遅い時があります。意識的にメディアや雑誌を見るように気をつけるようになりました」。

職場環境の違いも踏まえて転職活動を!

いかがでしたか?もちろん働く企業、職種、社風によってさまざまですが、常に動いて、会話をして、商品に触れている販売職のお仕事と本社でのお仕事には、多少なりとも働く上で違いはあるようです。

自分にぴったりの職場はどのような店頭なのか、本社なのか?転職活動中の方は、職場環境の違いなどを踏まえ、自分に合っているのがどういう場所か考えてみるのも良いかもしれません。

 

 

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