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GRAFF

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INTERVIEWインタビュー

「『絶対にお薦めしたい!』と思った商品がお客様のお好みだった時、その喜びがやり甲斐になっています」

グラフ 伊勢丹新宿店 店長 斎藤 美保さん

斎藤 美保さん

グラフ 伊勢丹新宿店 店長

1960年、イギリスで創業したハイジュエラー「グラフ」は、ロンドン・ニューボンドストリートに本店を構え、大粒かつ選りすぐりのダイヤモンドのみを扱うブランドとして知られています。各国の王族やセレブリティを顧客に持ち、最高峰のダイヤモンドジュエラーとして他の追随を許さず、現在、世界で45店舗以上、日本では7店舗を展開しています。

今回は、昨年オープニングを迎えた髙島屋日本橋店の元店長で、現在は伊勢丹新宿店の店長として活躍されている斎藤さんが登場 。ジュエリーブランドで10年勤務した後、憧れのグラフに自らコンタクトを取り入社を果たしたという彼女に、「キング・オブ・ダイヤモンド」の魅力、外部からはなかなか窺い知れないグラフの接客について、お話を伺いました 。

勘を信じて自らアプローチし、憧れのグラフに入社

―︎斎藤さんは前職でもジュエリー業界にいらっしゃったそうですが、グラフが日本橋髙島屋にショップをオープンする際に入社されたんですよね。

はい。以前は別のブランドで10年働いていて、外商や営業活動でブランドの知名度を上げるために尽力したことで、ある程度のやり切った気持ちが生まれました。当時の私にとってグラフは雲の上の存在でしたが、もっとステップアップをする時期なのでは、という思いが強くなり、グラフ以外の選択肢は思いつきませんでした。

―︎「雲の上」というのは具体的にどんなイメージだったのでしょうか。

日本で展開している最高級のジュエラーだと考えていました。もちろんショップにも足を運び、極上のダイヤモンド、特にイエローダイヤモンドを見るたびに、この世のものとは思えないと感じましたし、門構えや雰囲気、スタッフの洗練された動きにも圧倒されていました。ただ、当時グラフは一般採用をしておらず、どうやって入社するのだろうとリサーチしていたところ、あるエージェントから自力で頑張るか、グラフに勤める人と仲良くなるしかない、と聞いたんです。私は何もつてがなかったのですが、当時の職場が百貨店で、周囲から色々な情報が入ってくる環境だったんですね。日本橋髙島屋に大きなジュエリーブランドが入るという噂があり、「これはグラフかもしれない!」との勘を頼りにオフィスに電話をかけてみたのですが、スタッフは募集していないとのことでした…。とはいえ諦めきれず、履歴書だけ送って、今後何か機会があれば、と入社したい意志だけでも伝えました。

―︎一種の飛び込み営業ですね(笑)。

はい(笑)。でもその2,3日後に電話をもらい、面接を経て入社することができたんです。

-企業が採用を謳っていない時期に履歴書を送り、面接の機会をもらってすぐに入社できるというケースはなかなかないですね。

入社後に、私のような方法で入社した人はいないと聞きました(笑)。髙島屋日本橋店のオープニングがあったので、ちょうどタイミングが良かったのだと思います。

百貨店の新規店の店長として、まずは外商との関係づくりから

―︎さらには、いきなり店長に抜擢されたんですよね。勤め始めてからは苦労もあったのではないでしょうか。

まず、以前働いていたブランドでは、メインで扱っているのが数十万円台の色石だったんですね。顧客の方でもお買い上げになるのは上限でも300万円くらいまでの商品だったのですが、グラフの場合はほとんどの商品はダイヤモンド、しかも100万円以上の商品がほとんどなので、単価が全く違いました。そうなるとお客様の層はもちろん、スタッフの人数やセキュリティ面も変わってきます。そういった点で慣れるまでには苦労もありました。

―︎さらに新しいショップなので、店長としては顧客を作っていく責任もありますよね。

前職で親しくさせていただいていたお客様に引き続きご案内状をお送りしたりはしましたが、髙島屋の特徴として、外商が非常に強いんですね。髙島屋の外商担当の方はグラフだけでなくすでに何十社とお付き合いがあるので、まずは信頼関係を作り、ブランドの魅力をお伝えすることには注力しました。現在勤めている伊勢丹新宿店にも外商の方がたくさんいらっしゃるので、朝に晩に、とご挨拶をして関係づくりに努めています。

―︎お客様にはどういった方がいらっしゃるのでしょうか。

幅が広いのですけれど、色石を好まれるのはファッション性を求める若い方が多いのに対し、ダイヤモンドをお求めになるのは、ブライダルリングをお探し方から資産としてお持ちになりたいという方まで、本当に様々です。

―︎グラフの接客は、長い時間をかけてブランドの魅力を伝えていくスタイルなのでしょうか。

まずはお客様の雰囲気や目線を見極めるようにしています。急いでいらっしゃるように見える方には、「何かお探しですか?」と単刀直入にお訊ねしてカタログや名刺をお渡ししますし、グラフのことをある程度ご存知でゆったりと商品を見られている方には、ケースから商品を出して付けていただいたり、時間をかけて接客することもあります。いつまでにお求めになりたいのかをヒアリングしながら、だんだん商品を絞り込んでいくイメージですね。中には納得のいくまで探し続けたいという方もいらっしゃるので、ご購入に至るまでに何ヶ月もかかる場合もあります。

採掘から販売までが一貫体制の「キング・オブ・ダイヤモンド」

―︎「キング・オブ・ダイヤモンド」と呼ばれている、グラフのダイヤモンドについて教えてください。

ダイヤモンドの世界は奥深くて私も勉強中の身なのですが、グラフが誕生したのは1960年で、まだ新しいブランドなんです。創業者のローレンス・グラフは接客が大好きで、会長に就きながらいまだに第一線で接客もしているので、私たちスタッフも彼のスピリットを受け継いでいます。世界の優良鉱山とネットワークをもち、石を職人が磨き上げ、女性を美しく見せるジュエリーとしてのダイヤモンドになるまでの行程を自社でおこなえる唯一のブランドになります。ダイヤモンドの在庫も世界一なので、シェイプ、予算、カラットなどお客様ごとのご要望に、各国のネットワークを使いながら迅速にお答えできるんです。一貫体制のため中間マージンも発生しませんし、他社の同じカラットのダイヤモンドと並べた時の価値も高くなっています。

―︎クオリティの高いダイヤモンドの中でも、近年は特にイエローダイヤモンドの人気が高いんですよね。

カラーダイヤモンドの中でも、高品質のファンシーイエローダイヤモンドにいおいては世界のシェアの多くをグラフが占めています。カラーダイヤモンドはとても難しくて、カットによって色の出方がまったく変わってきます。輝きはもちろんのこと、色の濃さによってホワイトダイヤモンドの何倍もの価値が付くこともあるんですね。いちばん色の濃いランクはファンシー・ヴィヴィッドと呼ばれるのですが、グラフのすごいところは、ファンシー・ヴィヴィッドの中でも濃い色から淡い色まで取り揃えているのと、石にストレスがかかりインクルージョン(内包物)の入りやすいファンシー・ヴィヴィッドにおいても、高いクラリティ評価を得ています。そのため稀少価値が高く、特に今年は大変高価なジュエリーであっても動きがありますね。

資産価値の高い稀少なジュエリーを扱うからこその接客ルール

―︎そういった商品を扱う上での、グラフならではの接客やホスピタリティについて教えてください。

お客様には必ず2名体制で接するのがグラフのルールです。スタッフの立つ位置によっても緊張を覚える方もいらっしゃるので、お互いに目で合図をしながら、心地よく過ごしていただけるように努めています。それ以外にもお客様がいらっしゃる際には、全てのスタッフが顧客データに基づいてお名前や家族構成を覚えておき、スタッフみんなでお迎えするようにしています。

―︎グラフのようなハイジュエラーで働くには、ブランドや商品についての知識はもちろんのこと、お客様情報のインプットも非常に重要になるんですね。入社されて一年になると思いますが、最も達成感を感じるのはどんな時ですか。

新しい商品が入荷した時などに、あるお客様のお顔が浮かぶことがあるんです。絶対にお薦めしたい、と思った商品がそのお客様のお好みにピタッとはまった時、あるいは時間が経ってから「あの時のあの商品、まだあるのかしら?」とおっしゃっていただいた時には「やった!」とうれしくなります。

―︎お客様のことをいつも考えていないと、浮かばないですもんね。最後に、応募を検討している人に向けて、斎藤さんが感じるグラフの魅力をお伝えいただけますか。

グラフは世界的なハイジュエラーでありながら、まだまだジャパン社の規模は大きくはないんです。ですので、スタッフ一人一人がやるべきことも多いのですが、同時にたくさんの可能性も与えてくれる会社だと感じます。色々なことに挑戦したい方、開拓精神のある方には、グラフの環境はとても合っていると思います。

 

「雲の上」とまで思っていたグラフへの転職の道を自ら切り拓き、展開している7店のうち、すでに店長として2店目となる伊勢丹新宿店でスタッフを統括している斎藤さん。仕事のやり甲斐についてはもちろん、グラフが誇るダイヤモンドの魅力についても、いきいきとお話ししてくださいました。

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