B&B Italia(ビーアンドビー イタリア)のインタビュー

INTERVIEWインタビュー

世界のモダンファニチャー界をリードするイタリアンブランド

株式会社progetto81 / B&B ITALIA JAPAN マーケティング・広報部マネージャー 浦野 美波さん

浦野 美波さん

株式会社progetto81 / B&B ITALIA JAPAN マーケティング・広報部マネージャー

1966年にイタリアで発足し、長年の研究によって培われた高いテクノロジーと洗練されたデザインで、世界のモダンファニチャー界をリードしてきたB&B ITALIA社は、来年で創業50周年を迎える。

記念すべき節目を前に、新たに日本での展開を株式会社progetto81率いるB&B ITALIA JAPANが取り仕切り、2015年10月東京・外苑前にショールームがオープンする。

今回は、B&B ITALIA JAPANでマーケティング・広報部のマネージャーを務める浦野さんに、B&B ITALIAの魅力や、オープン予定のショールームなどについて、お話をお伺いしました。

発想とテクノロジーの融合から生まれるクリエイティブなコレクション

-では最初に、B&B ITALIAというブランドついて教えて下さい。

まず、B&B ITALIA本社はミラノ北部にあるノベドラーテという場所にあり、B&B ITALIA S.p.Aという会社が経営をしています。その中で、「B&B ITALIA」と「MAXALTO」という2つのコレクションを展開しており、デザインから生産までの全ての工程を自社で行っています。10月末にオープンする日本のショールームでも、これらのコレクションを取り扱います。

-「B&B ITALIA(ビーアンドビー イタリア)」と「MAXALTO(マクサルト)」とはどんな特徴があるブランドですか?

「B&B ITALIA」は、デザインとテクノロジーの融合をコンセプトに、世界で活躍するアントニオ・チッテリオや、深澤直人氏、パトリシア・ウルキオラなどの著名デザイナーとのコラボレーションによって製品を製造しています。デザイナーが描いたデッサンを元に、研究開発センターの技術者がデザイナーと共にフォルムや生地など細部に至るまでデザインを具現化していく流れになっています。

また、デザインだけではなく、B&B ITALIAらしさというものを取り入れるために、常にB&B ITALIAのフィルター(研究開発、創造性、高度な製造技術)を通しています。古い歴史がありながらも、現代の家でシームレスに使えるデザインが多いのがB&B ITALIAの特徴ですね。

「MAXALTO」は、1975年に発表したコレクションで、2015年には40周年を迎えました。

こちらは、「B&B ITALIA」コレクションのデザインも手がけているアントニオ・チッテリオが、全てのデザイン・コーディネートを監修しています。ブランドネームの「MAXALTO」とは、イタリア語で「最も高貴な」「至高の」を意味するベネチアの方言"massa alto"に由来しています。その言葉が意味するようにフランスのブルジョアジーの生活様式を現代のデザインに反映し、"モダンクラシック"をコンセプトに幅広い商品を提案しています。

-B&B ITALIAには研究開発センターという施設があるんですね。

そうなんです。本社のある、ノベドラーテに研究開発センター(CR&S)はあります。この研究開発センターで、全ての素材開発やプロトタイプの検証、修正、改善が繰り返され、数々の優れた製品が産み出されています。

ここでの研究の成果は、国際的なデザイン賞である『コンパッソ・ドーロ賞』の受賞など、多くの受賞によって評価されています。

-実際に生産をする工場もイタリアにあるのですか?

イタリアのノベドラーテとミシントに2つの工場を持っています。ノベドラーテは27,000㎡もの広大な敷地にあり、品質管理と向上のため開発から製造、検品、出荷まで全ての工程が自社で一貫して行われています。ひとつひとつのパーツにおいても、最高の品質を追求しています。

日本での新たなスタートと、今後の展開

-B&B ITALIAは元々別の日本企業がおよそ10年間にわたって運営をしていましたね。今回新たに御社が手がけることになった経緯を教えてください。

株式会社progetto81は、(株)安田造船所と、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社の2社の合併会社となっています。高級車アストンマーチン・ディーラーの会長であり(株)安田造船所の代表も務める野澤と、C.C.C株式会社の増田社長はお互いに車好き、そしてB&B ITALIAの大ファンだという共通点もあって、意気投合したことがきっかけです。B&B ITALIA JAPANの代表取締役C.E.Oを務める野澤へ、イタリアから直接オファーがあったことで、2015年4月に日本正規総代理店としての運営がスタートしました。

-大型のショールームが新たにオープンするとお聞きしています。詳しく教えていただけますか?

外苑前のショールームは、「青山OMスクエア」というビルの、1Fと3Fにオープンします。

まず、10月23日(金)に3Fフロアがソフトオープンをしてから、1Fフロアは年末頃のオープンを予定しています。

1Fフロアは約250㎡のスペースで、B&B ITALIA JAPANの世界観を味わってもらえるように、ギャラリースペースとラウンジが併設される予定です。コーヒーやシャンパンを楽しみながら、くつろいでもらえるような空間になる予定です。もちろん、ここで使われる家具はB&B ITALIAとMAXALTOのものです。

3Fフロアは約650㎡の空間で「B&B ITALIA」と「MAXALTO」、2つのコレクションを展開します。ここではミラノのノベドラーデのような世界を味わっていただけたらと思います。ショールームでまず、コレクションを体感してもらい、それを持ち帰って自宅で取り入れてもらう。そんな提案がしたいと考えています。

-とても広いショールームになるのですね!特別なイベントなどはされるのですか?

2016年1月にグランドオープニングイベントを行う予定です。その後はB&B ITALIAとの身近な出会いの場として、多くのイベントを開催予定です。

他のブランドとのコラボレーション企画なども考えていますので、今までにB&B ITALIAの家具と関わりのなかった方も製品を見て、触れて頂く事によりファンになって頂けるようなイベント・空間を作り出していきたいと考えています。1Fショールームにはプロジェクター、音響設備も完備しているので、イベントを行うにも適した空間になっていると思います。

-これから日本でどのように展開していきたいと考えますか?

そうですね、まずはシンプルですがB&B ITALIAというブランドの価値を日本に伝え、浸透させていきたいと考えています。それから日本にはあまりホームパーティの習慣などが少ないですが、家具があることによって人を家に招きたいな、と思えるようなライフスタイルを私たちのショールームで感じていただければと思います。

2つのコレクションに加えて、セレクトされたラグや、ルームフレグランスなども取り扱うので、そういった空間をそのまま自宅に持ち帰ってもらえれば嬉しいですね。

大切なのは「家具が好き」という気持ち

-浦野さんがB&B ITALIAに入社したきっかけを教えてください。

入社前は、イギリス・ロンドンでラグジュアリーファッションブランドに勤めていました。ファッション業界にいる頃から、インテリアに興味があったり、食べることが好きだったり、ライフスタイルに関わることに関心があり、携われたらと思っていました。そんな時に、ジャパン社設立のお話を聞いたことがきっかけです。

-御社では現在、ショールームのスタッフやプレス職の募集がありますが、どんな人が向いていると思いますか?

やっぱり一番大切な事は、家具が好きということです。

そして、ライフスタイルというものに目が向いている人は、とてもやり甲斐があると思います。私自身もファッション業界に長年勤めていたので、具体的なスキルというよりはライフスタイルを提案したいという強い想いが大切だと思います。

 

最高品質のイタリアンファニチャーのあるライフスタイルを日本で浸透させていく、そんな情熱的な仕事に携わっている浦野さんのお話の中には、これからのB&B ITALIA JAPANが秘める大きな可能性が沢山込められていました。

B&B ITALIA JAPANでは、ブランドが持つ深い歴史と独創的な世界観に共感し、新たな日本での歴史を一緒につくっていける方を募集しています。

これからの日本での新しい取り組みに、ますます注目が集まるブランドです。

 

 

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