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RESTIR
(リステア)

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INTERVIEWインタビュー

「物を売るというより、洋服を通して情報を発信していくことが仕事だと感じています」

RESTIR BOUTIQUE / 221RESTIR メンズバイヤー 松本 浩平さん

松本 浩平さん

RESTIR BOUTIQUE / 221RESTIR メンズバイヤー

好感度なファッショニスタを満足させるセレクトショップとして、常に独自のスタンスを貫く「リステア」。今回インタビューしたのは、ショップの販売職を経て、メンズバイヤーへと見事にキャリアシフトした松本浩平さん。販売時代の経験を今の業務にどのように活かしているのか、また部署ごとの隔たりがないというリステアの魅力にも迫ります。

“洋服を通じて情報を発信すること”がリステアの販売員の仕事

−松本さんがもともとファッションに興味を持ったきっかけとは?

ファッションに対する興味は多分人一倍強かったと思います。僕の大学時代の環境がそうだったんですけど、周りにいる知り合いも、基本的にファッションを介して集まるようなコミュニティでした。もともと高校時代からファッション誌をよく読み漁るようになったんですけど、大学に入ってから、当時のディオール オムにすごく惹かれて、それが大きなきっかけです。そこからいろんなブランドを見に行ったり、勉強するうちにどんどんはまっていきました。

−販売の経験としてはリステアが初めてですか?

大学生の頃、大阪のセレクトショップでアルバイトしていて、そこで販売を3年ほど経験しました。お店の規模感はリステアとは全然違いますが、取り扱っているものはラグジュアリーブランドがメインでした。一見のお客さんが少ないお店だったので、来たお客様に対してどういうサービスができるかというところをすごく、学べた3年間でしたね。

−なるほど。大学を卒業されてリステアに入社されたのはいつですか?

2011年なので5年半前です。最初は当時あった「ウラ リステア」というリステアのアウトレットの店舗のちょうどオープニングで募集がかかっていたのをたまたま見つけてアルバイトとして入社しました。1年間働いて、その店舗が渋谷に移転するタイミングで声を掛けていただいて、六本木ミッドタウン店に配属になりました。

−六本木ミッドタウン店での販売ではどんなことを学びましたか。

根本的な顧客サービスというところは、これまでの経験と通じるところはもちろんあるとは思っていますが、やはり土地柄で客層も違います。芸能関係の方が来たり、著名人もすごく多かったです。リステアでは、そういう方たちに対するOne To Oneのサービスとして、パーソナルスタイリストのような立ち位置でお客様と接するようにしています。より深い次元で顧客サービスについて徹底的に考えないといけない、というのは入社したときにすごく感じました。リステアの販売職は、物を売るというより“洋服を通して情報を発信していくことが仕事”だと感じています。

( RESTIR BOUTIQUE )

−スタイルの発信ですよね。そうやって1人1人、個性の強い方がたくさんいらっしゃると思うんですけど、どうやってスタイリングして、どういうものを提案していくのですか。

もちろん模索しながらですが、ファッションは感性の問題なので、人によって感じ方が全然違います。だからどこまでお客さんに寄り添えるかだと思うんです。相手の情報をいかに引き出せるかというところもすごく大事です。一方的に「これがいいから」と提案するだけではなく、引き出しながらこういうのが好みじゃないかと考えて、自分のアイデアを提案することがいい提案なのではと感じます。

販売職からバイヤーへのキャリアシフト

−そして販売からバイヤーへとキャリアシフトしたきっかけとは?

販売として3年程経った頃に、自分の中で節目だと感じたのと、会社に入る前から20代後半で何かやりたいという気持ちは漠然と持っていたんです。ちょうど会社でメンズのバイイングに対して新しいことをしたいという時期が重なったこともあって、上司に「何かできないですか」と話をしているうちに、アシスタントとしてバイヤーの仕事に携わらせてもらうようになりました。

−最初の働きかけはご自身からの、「何かできないですか」というところからだったんですね。

正直、自分の中ではその答えがバイヤーだとは定まっていませんでしたが、相談していくうちに、アシスタントというところに行き着いたんです。

−他社ではなかなか聞かないケースですよね。

そうですね。ただ弊社はもともと僕の前のバイヤーも、全員販売を経験をしています。そういう意味では会社的に現場をすごく重要視していますね。現在ショップが3店舗あり、ウェブもあるので、販売を経験してリステアドットコムにキャリアチェンジした人も多くいます。ほかの部署と隔たりがない会社なので、努力次第では希望の部署にどんどん入っていくことも可能だと思います。そこは会社としての強みというか、いいところだと感じています。

−バイヤーとしての具体的な仕事内容とは?

年4回、パリとミラノに買い付けに行きます。それぞれシーズンごとにプレとメインのコレクションの際に出張します。メンズチームは実質2人で、1日で何件もショールームなどを周ります。1日で、おおよそ6件くらい見て買い付けを行っていきます。

何かファッション業界でアクションを起こしてやろうというエネルギーある人を求めています

−海外のブランド側から見たリステアのイメージはどんな風に捉えられていますか?

僕がバイイングを始める前から、リステアは世界的に見てもトップクラスのブランドを取り扱えるお店として確立されていたので、どこの展示会場に行ってもかなり認知されていることを最初に痛感させられました。メゾン系のブランドはある程度基盤ができていたので、逆に新しいブランドを探してバイイングに面白味を持たせていきたいと考えています。リステアの役割としてはそういう冒険も必要だなと思います。

結局、接客するときにもそうですが、今何がよくて、どういうブランドがトレンドとして上がってきているのか、そういう情報をお客様にきちんと伝えるということをどこよりも早くやらないといけないと思っています。

−それがリステアのバイイングのポイントの一つなのですね。

他社がやってないコレクションピースのすごくエッジなものをあえて仕入れたりすることで、今ファッションがいろいろ蔓延している中で、世界的に見たらこういう基準のものをメゾンブランドが提案しているということを表現したいんです。デザイナーの本当にやりたいことを発信できるお店が今少ないと思うので、そこに対してはすごく意識を持っています。

−現場での経験があり、実際に情報を伝えてきた方がバイイングしていらっしゃるので説得力があります。最後にリステアに入りたいと思っていらっしゃる方に、メッセージを。

大前提としてファッションが好きな人に来てほしいとは思いますが、若い方やファッション業界のことを知らない人だと、どういうキャリアアップの可能性があるのか想像が湧かないと思うんです。ただバイヤーというのも1つですが、リステア、221リステアなどの店舗もあり、ウェブもあり、自社でブランドを作っていたり、本当にいろんな可能性がある中で、いざ販売員として入ったとしても、自分のきっかけで何か行動できれば、いくらでも可能性はあると思うんです。

特にうちの会社の企業理念の一部にも入っているんですけど、“企画会社”という認識なんですよね。ファッション業界のことを知っている人でも知らない人でも、何かこの業界でアクションを起こしてやろうみたいな、そういうエネルギ-のある人が来てくれるのが理想ですね。

−ありがとうございました!

現在のファッション業界の状況をしっかりと捉え、リステアが業界の中でどういう役割を担っていくべきか、俯瞰できちんと考えているのだと強く感じました。リステア流の新たなファッション提案にこれからも注目していきたいですね。

 

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