FENDI(フェンディ)のインタビュー

INTERVIEWインタビュー

「憧れだったフェンディで柔軟性や察する力、先を読む力を身に付けられました」

フェンディ玉川高島屋店 セールススタッフ Rさん

Rさん

フェンディ玉川高島屋店 セールススタッフ

1925年、イタリア・ローマにて毛皮工房として創業。現在はファーやレザーグッズのほかレディトゥウェアやアクセサリーなどフルラインナップでコレクションを展開するラグジュアリーブランド、フェンディ。 ウィメンズとファーのコレクションはカール・ラガーフェルド、メンズコレクションは創業一族のシルヴィア・フェンディがデザインしており、熟練の職人によるクラフツマンシップと卓越したクリエイティヴィティ、さらに遊び心も兼ね備えたコレクションは世界中の上質を知る人々により支持されています。

もともと大のフェンディファンであり、現在、玉川高島屋店でセールススタッフとして働いているRさんに、フェンディでの仕事のやりがいについて訊ねてみました。

国内アパレルブランドで修行を積み、憧れのブランドだったフェンディへ

―まず、フェンディで扱っている商品カテゴリーについて教えてください。

ファー、バッグ、シューズ、レディトゥウェア、ウォッチ、アクセサリー、アイウェア、それからテキスタイルのフルカテゴリーになります。

―フェンディといえば、アイコンはやはりファー製品なのでしょうか?

そうですね。ファーでしたら、旅行にも持って行けてリバーシブルに使える「トラベルミンク」や、アイコン柄のペカンを用いた「カラーペカン」、それから、シボ感のあるレザーにステッチの入った「セレリア」、また「ピーカブー」や「バゲット」というバッグのシリーズも人気があります。

―Rさんはフェンディにお勤めになってどのくらいですか?

2011年3月入社なので、4年と少しになります。入社当時から玉川高島屋店の配属でした。以前からラグジュアリーブランドで働きたいという目標があり、その前は経験を積むために国内のアパレルブランドで6年ほど働いていました。ステップアップを目指すまでの期間を特に決めていたわけではありませんが、接客だけでなく買い付けなどいろいろなことをやらせてもらえたので、結果的に長居してしまいました。

―憧れだったラグジュアリーブランドの中でも、フェンディを選んだのはなぜですか?

単純に、フェンディが一番好きなブランドだったんです。前職時代にもフェンディのショップには足繁く通っていましたし、やはり一番好きなブランドで働きたいと思って応募しました。当時は若かったのもあり、バッグやシューズのデザインが好きで、いつかはファーも……!と憧れを抱いていました。

ユニークで遊び心があり、あくまで上品なのがフェンディの魅力

―どんな点にフェンディならではの魅力を感じていましたか?

他にはないユニークさと遊び心がありつつ、あくまで上品なデザインですね。商品だけでなく、メンズコレクションのデザイナー、シルヴィア・フェンディとも交流のあるNIGO®さん主催のパーティーを原宿で開催したり、万里の長城でファッションショーを行ったり、ブランドとしての活動にも興味を持っていました。

―入社後、たとえばファーの知識については研修で深めることができるのでしょうか?

そうですね。やはりブランドとしてファーには力を入れているので、各スタッフの教育はしっかりされていると思います。フェンディでは世界共通の「ファーアカデミー」というトレーニングがあります。私もこのトレーニングを受け、イタリア本社から「ファーアドバイザー」に認定されました。 各店舗でファー、レディトゥウェアやバッグなどそれぞれのスタッフに担当カテゴリーがあるのですが、選ばれた代表スタッフがiPadを使ってインターナルのサイトで学んだり、会社でトレーニングを受けて得た知識を他のスタッフにフィードバックして、知識を高めあっています。もちろんそれだけでなく、シーズンごと、メインコレクションとランウェイコレクションの入荷時期に商品説明会も開催されています。

―フェンディといえば、勤続年数の長い方が多くいらっしゃるイメージです。

業界内でも離職率が低いとは言われているようですね。4年間働いてきた実感としては、年間で120日とお休みもしっかりとれますし、きちんとプライベートを充実させられ、社内の雰囲気も良いと思います。出産を経験して戻ってくるスタッフもおり、女性にとって長く働ける環境も整っていますし。また、ブランドとして成長し続けていることも、スタッフが定着できる大きな要因だと思います。

準備期間は一年、ファーの売り上げ予算達成時の喜びは格別

―フェンディで働く上で達成できたこと、成功体験についても教えてください。

玉川高島屋店では一年に一度、ファーの受注会を開催しています。ファーはやはり簡単に売れるものではないのですが、この時期のために一年間ずっと準備をしているので、予算をクリアできた時には達成感と安心感がありますね。何か自分にご褒美でも、という気持ちになります(笑)。

―ファーを売るためには、準備が重要になってくるのですね。

もちろん来店されてすぐに購入されるお客様も中にはいらっしゃいますが、接客でのコミュニケーションから、徐々にお客様のファーへの興味を引き出していくことが一番大事だと思っています。レザーグッズからバッグへ、バッグからファーへ、というステップアップはとてもうれしいですね。品質の良いものはやはり自信を持ってお薦めしたいので。

―他のブランドと比べてフェンディのスタッフにはこういった方が多い、といったような特徴はありますか?

いい意味で、個性が光っているスタッフが多いですね。出身ブランドも外資や国内と色々で、コミュニケーションや接客の方法もそれぞれに違いますし、様々なタイプのお客様に対応できていると思います。

夢を叶えた現在もさらなるステップアップを目指す日々

―ファッション業界全体において販売職への応募が減ってきているという現状において、Rさんにとっての販売職のやりがいや魅力は何ですか?

やはりエンドユーザーであるお客様に、ブランドのイメージを直接伝えられることです。また、私の場合は二子玉川、あるいは銀座や新宿など、その場所ならではのニーズやマーケットを知ることで新しい発見もあり、面白いと感じています。

―フェンディに入社し、憧れのラグジュアリーブランドで仕事をしたいという夢を叶えられましたが、現在の目標についても教えてください。

フェンディで働くことで、柔軟性や察する力、またお客様が求める以上のサービスをご提供するための「先を読む力」を身に付けられたと思っています。二子玉川はそこまで多くはいらっしゃらないのですが、他の店舗では半分が外国人のお客様だとも聞いているので、英語は課題ですね。今後はマネージャー職を目指したいので、そのためにもさまざまな経験を積んでいきたいです。

フェンディ玉川高島屋店 セールススタッフ 小野 恵里さん

 

フェンディで働きたいという夢を叶え、ブランドアイコンであるファーのアドバイザーとして、さらなるステップアップのために日々頑張っているRさん。ワークライフバランスを整え、プライベートを充実させられるという恵まれた勤務環境は、彼女の挑戦を後押ししてくれそうですね。

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